頭痛は薬を正しく服用することで改善できる~痛み解消ガイダンス~

2人のナース

頭の痛みを和らげる方法

薬剤

応急措置の実際

頭痛が発生した場合に、痛みを和らげる方法はいくつか挙げられます。片頭痛と緊張型頭痛では応急措置の方法が異なるため、どちらのタイプの痛みか把握していることが前提条件になります。片頭痛は脳の血管が拡張することで痛みが発生します。ズキズキと脈打つような激しい痛みが特徴で、名前の通り頭の片側だけが痛むケースも少なくありません。動いたりすると痛みがひどくなる上に、光や音も痛みを悪化させます。発作時には暗く静かな部屋で横になり、痛みが和らぐのを待つことになります。その際にはこめかみや後頭部を冷やすと痛みを和らげる効果があります。緊張型頭痛は頭が締めつけられるような痛みが特徴です。痛いというよりは頭が重いという感覚に近いケースもよくあります。肩や首の凝りで血行が悪くなることで痛みが発生しているのですから、後頭部を温めることに痛みを和らげる効果があります。緊張型頭痛は比較的軽い痛みであれば市販の頭痛薬も効きます。しかしながら市販薬には多くの成分が含まれており、1つ1つの作用はそれだけ弱められています。過剰な期待はしない方がいいでしょう。片頭痛の場合は市販薬に血管の拡張を抑える成分が含まれていないために、単なる痛み止めの効果しか得られません。その鎮痛効果もそれほど強くないのが普通です。

最も頼りになるのは病院

市販薬で痛み止めの効果が得られているうちはまだいいですが、常用しているうちには効かなくなってくることもあります。頭痛が発生する前に予防のつもりで飲むことが習慣化すると、服用頻度が増えて薬物乱用頭痛の原因となりますから注意が必要です。市販薬が効かないケースや途中から効き目がなくなったケースでは、病院を受診して医師に相談することが問題解決につながります。医師が処方する薬は市販薬と違って単独の成分から構成されていることが多いため、頭痛の原因に対して直接作用するのです。片頭痛の原因となる血管拡張を抑える薬も、医師なら処方できます。鎮痛効果のある薬は市販薬よりも作用が強く、それだけ高い効果が期待できます。副作用の関係もあって、そのような薬を処方できるのは高度な専門知識を持つ医師に限られるのです。受診すべき科は専門の頭痛外来か、または内科・脳神経外科ということになります。頭痛の背後には何らかの脳疾患が隠されている場合もありますので、慢性的な痛みが続いたり、逆にいつもと違った痛みが急に発生したりしたときには医師に相談すべきです。検査の結果脳に異常が見つからなかったとしても、効果の高い処方薬を飲むことができるだけでも病院を受診するメリットは十分あります。